七月七日は七夕ですが、ワタクシの実家の地区では「天王祭り」といって、子どもが中心のお祭りです。
このとき、必ず作るのが「ほうちょうもち」です。
小麦粉を練ってナマコ型に形成し、ほうちょうで5㎜幅くらいに切り分け、煮立ったお湯にいれます。
このうち三分の一ほどによもぎ粉を混ぜて白い生地と重ねると、写真のようにできあがります。
ゆであがると浮いてくるので、順に網ですくい取り、水にいれます。
全部ゆであがって水にいれたら、ざるに空けて水を切ってお皿に盛り、あんこをつけて食べます。
この「ほうちょう」は包丁で切るからではなく、鮑の腸のことで、漢字で書くと「鮑腸餅」です。
大昔、神様がこの地に下ってきて、それをもてなすのに大漁だった鮑の料理を振る舞ったところ、神様がとっても
喜んで「また来年も」といって帰ったそうです。
ところが次の年は鮑がまったくとれず、神様にお詫びとして鮑をかたどったこの「鮑腸餅」でもてなしたという故事に習って、この祭りの日には「ほうちょうもち」を作るようになったのだとか。
それにしても、神様なら鮑を豊漁にできる力くらいありそうなものを……。ねえ(^^;)
4 件のコメント:
話を聞く限りでは
あやしい神様ですねぇ。
何のために毎年あわびを食べに
くるのでしょうねぇ~。
ちゅーか、人間から鮑を貰うだけで喜ぶって、何か怪しげな・・。。おっさんですね。
Σ( ̄□ ̄;!!!え?おっさんで無い?
結局、この神様と言われている方は何もしてくれてへん訳で・・・
さんちゃん
おはようございます。
ほんとうにアヤシイ神様ですよね(^o^)
鮑を豊漁にしてくれるんならともかく……。
それに、鮑をごちそうになった後でなにかいいことしてくれたのかもわからないんですよね。
はやひでさん
おはようございます。
ほんと。ただのおっさんですよね~~(^o^)
たちが悪いですよ。
一説には鮑の豊漁を祈って作るという話もありますが……。
この「ほうちょう」はかの「ほうとう」などとも同じモノだそうです。
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